2014年4月12日土曜日

通信会社のInnovation Centreビジット




久しぶりのカンパニービジット。
表題の通り、Design and Innovation Clubのイベントで、バルセロナ市内にある通信会社のInnovation Centreに行って来ました。


まず、外見から右の写真のような感じで。
三角形のビルで見るからにInnovationに力入れてます!って主張しています。
中に入るとドアから面白い。
外側は"OPEN INNOVATION"って買いてあって、内側は"INSIDE INNOVATION"とあります。




でも、人が入れたり写真撮れる時点で特許取れるような研究はしていないのではないか?と少し思ってしまいます。少なくとも私が働いていた部署は外部の人は入れなかったし、写真なんてもってのほかだったので。



ここからは本音。
先ず、INNOVATIONって何なんだろう。

スペインに来てからINNOVATIONという言葉を聞くことが多いけど、それ自体(使う人にとって)どう定義されているのだろう??とかなり疑問に思います。
日本に比べて「INNOVATIVEである」という閾値がかなり低い気がする。
  ちょっとデザインが優れていればINNOVATION。
  ちょっと見た目的に整理されて綺麗であればINNOVATION。
小さい所から褒めて伸ばす戦略(?)なのだろうか…とも思ったりするけど、それも少し違和感を覚えることがあります。安売りセールみたいになってる、と思うときがあります。


次にやっぱり技術をビジネスにするのは難しいよねという点。
個人的にこの点に凄く興味があります。

この会社のInnovation Centreも、データの可視化とかやってるけど、じゃあそれがどういったビジネスになるのか??という所までは(少なくとも本センターでは)深く考えていないみたい。
聞いた限りでは本社全体でもあるかどうかは微妙なところに感じました。

私は、研究(R&DのR)からの一連のビジネスモデルについて興味があって、今回のカンパニービジットでもそのヒントを見つけることが目的だったので,手がかりが見つられなくて残念。
それと同時にこの通信会社のような会社でも悩みは同じなのかと思うと、やはり技術から市場へのモデルというのは難しいし、これといって正解が無い問題なので、どう課題を整理して挑むかが重要なのかなとも思ったり。
まあ日々勉強ですね。

いい刺激になったけど、挑みたい壁は高くて大きいなと痛感したビジットとなりました。

Written by Shamrock
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