2014年12月7日日曜日

ESADE Japan Trek 2014


こんにちは、Class of 2015のshamrockです。

ESADE では秋にJapan Trekを行っています。
Japan Trekとは、簡単に言えばESADE生を引き連れて日本を旅行するイベントです。
なお、「行っています」という言い方だと毎年恒例のように聞こえますが、実は今回で2回目です。Class of 2014の代から始まり、私たちClass of 2015の代でもそれを踏襲しました。毎年恒例にしていけたらいいなと密かに思っています。


今年は11/23〜11/29の日程で "ESADE Japan Trek 2014"を開催しました。
行程は、大阪、京都、名古屋(トヨタ)、熱海そして東京。オーガナイザーの日本人4人を含めて参加者は23名。1学年150人規模のESADEとしては良い感じの比率で参加者が集まりました。

ジャパントレックの準備には非常に時間がかかります。今回ESADEではJapan Trekを11月に行ったため、準備は春から始まり、みんながバラバラになる夏休みを挟み、そして秋からはミーティングも含めて多くの時間を費やしてきました。4人のオーガナイザーはそれぞれ個性が異なる面々ですが、お互いの強みを活かしながらこのトレックの企画と運営を行って来ました。私はこういった団体旅行のアレンジの経験はありましたが、今回のトレックに関しては予測不可能さを見越すのが大変で、フレキシブルに運営出来るよう相当配慮しました。


日本での1週間は本当にあっという間で、体力も気力も限界まで使い切った気がします。同級生は本当に日本での滞在を満喫しようと朝から晩まで一生懸命なので、こちらもそれに応えようと当日の運営にも力が入りました。また、当初は文化的な差異(特に食事)で合わないことがあったらどうしようとか考えたりしましたが、そこはダイバーシティに富んだ環境下で育ったESADE生、みんな異文化体験にとても積極的で杞憂に終わりました。


私にとって、外国人に日本を紹介するという経験は初めてでした。1年半前に日本を出てスペインで暮らし、ある程度日本のことも客観的に見られるようになったつもりでしたが、それでも本当に学びが多かったです。友人達との会話から、日本は本当に誇るべきものが多い国だと実感しましたし、そのいくつかに自 分が気づいていないことも実感しました。自然が豊かとか経済がとても発展してるとかオペレーションが正確とか目に見える点は多々ありますが、それ以上に、街が綺麗さを保っていることやお寺・神社または自然や季節への信仰、歴史やそれから来る考え方など、普段当たり前と思って過ごしていることや上手く説明出来ないことから実は深い影響を受けていると実感しました。


Class of 2015はもうそろそろ卒業です。ビジネススクールにいると、日本は不況とか財政破綻寸前とかネガティブな立ち位置での議論が多いです。しかし参加者からのトレックへの凄まじい反響の大きさを見るに、日本にはそれ以上に良いものが多いと知ってもらえたかなと思います。また、自分でも日本には誇れるものが本当に多いと再認識できました。ジャパントレックは企画、運営のスキル的な面だけでなく、自分のアイデンティティを再発見するという点でも良い経験でした。卒業後も一日本人として精進して行きたいと改めて思えるイベントでした。


(2014年11月23日、紅葉真っ盛りの金閣寺にて)

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