2014年12月24日水曜日

卒業にあたって

こんにちは、Class of 2015のshamrockです。

先日ビジネスプラン(日本の修士過程で言う修士論文のような扱い)のプレゼンテーションが終わり、ESADE MBAでの全課程が修了しました。私は15か月を選んだので、12月でESADE MBA生活が終わりなのです。

忘れないうちに、ESADEでの日々を通じて私が 感じたこと、考えたり悩んだこと、MBA取得前後で大きく変わったことを、大きく2つのテーマにまとめてみようと思います。


1.コミュニケーションの重要さ

1って数字を打ったけど、内容は3つあります。1つは「異なるバックグラウンド(国籍、文化、職種など)」間のコミュニケーション、2つ目は「発言してなんぼ」というスタイル、そして3つ目は英語についてでです。

私は前職で機械エンジニアだったこともあり、「コミュニケーション能力」は相対的に重要視されなかった環境下だったように思います。エンジニアはサイエンスを基盤にする点で他の職業と少し異なる点があります。すなわち理論的に正しいものを積み上げて答えにたどり着けば、必ず論理的に正しい(※)ので周囲は結果に納得します。そして少なくとも日本ではこの過程は「不言実行」が好まれます。そりゃそうだ、口だけで何もしないエンジニアなんて価値無いですからね。
(※理論的に正しいものは論理的に正しいですが、論理的に正しいからと言って理論的に正しいとは限りません。私は初めこの関係が区別されない会話に苦労しました。。。)

ただ、ビジネスではそうはいかないです。会社では様々な部門の意見をまとめてより良い解(必ずしも論理的とは限らない)を作ります。正反合ではないですが、ダイバーシティに富んだ環境をまとめてより質の高いアウトプットを出せるかが重要です。そして私のMBAを目指した理由の1つもそのスキルの訓練でした。前職では、ビジネスではこのことが重要と分かっていても、部門ではやはりエンジニアリング的な解が重要ですから。が、やはりMBAで慣れない考え方の人と働くのはストレスが大きかったです。お前の言うロジックは単なる詭弁だと何度言おうと思ったか。

そんな中でどうやってアウトプットを出して行くのか。私はアウトプットの出し方としては「強みにフォーカスする」というのは1つの答えかと思います。少なくとも私はこれで通しました。計算が速いとかオペレーションが得意とか、そういった点でチームに貢献する。各メンバーの視点や経験、強みの違いからアウトプットの質を上げる要素が生まれ、これを合わせて答えの質を高めて行く。とても良い経験でした。

2つめの「発言してなんぼ」ですが、これは今までの価値館を根こそぎ崩されるような経験でした。口は出すけど何もしない奴の多いこと!!が、この「とにかくしゃべる」「自分を出して行く」ことこそがグローバル社会で生き残る方法なのでしょうね。幾ら準備しれも結果に反映されなければ貢献度はゼロです。ESADEはダイバーシティに富んでいて協調的な雰囲気なので、日本人のように不言実行タイプでも受け入れてもらえます。でも実際グローバルのビジネスの場だったら、発言しないのは存在しないも同然なのかも知れません。

この「発言してなんぼ」の変形ですが、「とりあえずダメ元で交渉してみる」というマインドセットもかなり新鮮でした。私の前職の会社は工場実習というのがあり、そこでは「やってみてから考えろ」という教訓(?)がありました。それに通じるものもあって興味深かったです。ESADEは何かやりたいと言えば出来る環境です。実際にダメって言われててもダメ元で言ってみる/やってみる。日本人感覚だとルール破るその行動ってどうなの?と思いますが、行動して扉を開けて成果を出せば評価されるでしょう。私も2年生になってInnovation Summitを手伝わせてと頼んだりと色々動いてみましたが、それでも未だ腰が重いです。これからの要改善ポイントです。

最後の英語に関しては、いわゆる「純ドメ」と言われる人なら誰もが経験することでしょう。英語が聞き取れない、それ以上に話せない、話しても発音が悪くて聞き返されるし、相手が呆れたような表情を見せる。ネイティブとは喋るのも怖い、みたいな。クラスで発言してもしーんと静まり返って、別のクラスメートが私が言った内容を「通訳」してくれたり。初めのうちは本当に恐怖でしかなかったです。まあでもそう言ってても仕方ないな、と思ってどこかで吹っ切れた気がします。



2.短い時間と少ない情報から答えを出すというスタイル

1年生の時にアカウンティングの教授(Bisbe)が「君たちは会計士になって会計の仕事をするんじゃないんだから、アカウンティングの細かいことは忘れても良い。だた、これらを用いて経営の意思決定をしないといけいないのだから、その訓練をしなさい。」というようなことを言ってました。MBAの授業ってこの為にあるんだと思います。

エンジニアだった私は完璧主義の傾向が強いです。というか、車とか製品によっては人の命がかかってるわけですし、機械のエンジニアは完璧主義でも足りないくらいの職業だったのかもしれません。
そんな中でケーススタディのような「短い時間と少ない情報から自分のスタンスを取って答えを出していくスタイル」は新鮮でした。そして私は長い間このスタイルに慣れずにとてもしんどかったです。こういった意思決定って「答え」は無いです。自分でスタンスを取って少ない情報から裏付けて行くわけですから。でもケースの問題を解いている時に、「答え」なんて無いと分かっているのにどこかで 「答え」を探してる自分がいて、時間がかかる割には質の悪い結果しか出せていませんでした。

そんなわけで、MBAに来て良かったなと思うことの1つに、このスタイルの訓練が出来たことがあります。今までの仕事とは180度違った考え方で結果を出して行くという経験はとても大きかったです。多分この訓練って、私がエンジニアだったからというだけでなく、他のバックグラウンドの人にとっても多かれ少なかれとても良い経験になったんじゃないかなと思います。しかし、私に取っては本当に 良い「練習」になりました。




細かい点を挙げればキリが無いですが、私に取っては上の2テーマは大きな学びでした。
海外MBAの醍醐味は異なるバックグラウンド(国籍も職種も)のエリート達が集まるという点です。知識だけなら本で学べますが、ソフトの部分(実際の経験談や雰囲気)を学ぶのは難しいです。またマイノリティというかアウェーというか、そういった環境下で英語で自分の価値を出して行くというしんどさは本当に良い経験でした。

正直、30歳を過ぎて何でこんなに苦労を…と思ったこともありましたが、そういった努力の後では色々な面で視野が広がったり深まったりしたと思います。卒業して社会人に戻りますが、是非ESADEで学んだことを活かして活躍して行きたいです。

2014年12月7日日曜日

ESADE Japan Trek 2014


こんにちは、Class of 2015のshamrockです。

ESADE では秋にJapan Trekを行っています。
Japan Trekとは、簡単に言えばESADE生を引き連れて日本を旅行するイベントです。
なお、「行っています」という言い方だと毎年恒例のように聞こえますが、実は今回で2回目です。Class of 2014の代から始まり、私たちClass of 2015の代でもそれを踏襲しました。毎年恒例にしていけたらいいなと密かに思っています。


今年は11/23〜11/29の日程で "ESADE Japan Trek 2014"を開催しました。
行程は、大阪、京都、名古屋(トヨタ)、熱海そして東京。オーガナイザーの日本人4人を含めて参加者は23名。1学年150人規模のESADEとしては良い感じの比率で参加者が集まりました。

ジャパントレックの準備には非常に時間がかかります。今回ESADEではJapan Trekを11月に行ったため、準備は春から始まり、みんながバラバラになる夏休みを挟み、そして秋からはミーティングも含めて多くの時間を費やしてきました。4人のオーガナイザーはそれぞれ個性が異なる面々ですが、お互いの強みを活かしながらこのトレックの企画と運営を行って来ました。私はこういった団体旅行のアレンジの経験はありましたが、今回のトレックに関しては予測不可能さを見越すのが大変で、フレキシブルに運営出来るよう相当配慮しました。


日本での1週間は本当にあっという間で、体力も気力も限界まで使い切った気がします。同級生は本当に日本での滞在を満喫しようと朝から晩まで一生懸命なので、こちらもそれに応えようと当日の運営にも力が入りました。また、当初は文化的な差異(特に食事)で合わないことがあったらどうしようとか考えたりしましたが、そこはダイバーシティに富んだ環境下で育ったESADE生、みんな異文化体験にとても積極的で杞憂に終わりました。


私にとって、外国人に日本を紹介するという経験は初めてでした。1年半前に日本を出てスペインで暮らし、ある程度日本のことも客観的に見られるようになったつもりでしたが、それでも本当に学びが多かったです。友人達との会話から、日本は本当に誇るべきものが多い国だと実感しましたし、そのいくつかに自 分が気づいていないことも実感しました。自然が豊かとか経済がとても発展してるとかオペレーションが正確とか目に見える点は多々ありますが、それ以上に、街が綺麗さを保っていることやお寺・神社または自然や季節への信仰、歴史やそれから来る考え方など、普段当たり前と思って過ごしていることや上手く説明出来ないことから実は深い影響を受けていると実感しました。


Class of 2015はもうそろそろ卒業です。ビジネススクールにいると、日本は不況とか財政破綻寸前とかネガティブな立ち位置での議論が多いです。しかし参加者からのトレックへの凄まじい反響の大きさを見るに、日本にはそれ以上に良いものが多いと知ってもらえたかなと思います。また、自分でも日本には誇れるものが本当に多いと再認識できました。ジャパントレックは企画、運営のスキル的な面だけでなく、自分のアイデンティティを再発見するという点でも良い経験でした。卒業後も一日本人として精進して行きたいと改めて思えるイベントでした。


(2014年11月23日、紅葉真っ盛りの金閣寺にて)

2014年8月23日土曜日

Campus Visit、イベントに関する最新情報につきまして。

おはようございます。

今年のBarcelonaは去年の同じ時期よりも少し肌寒く、雨が多いです。
夏はどこへ行ってしまったんだ!と嘆いている同級生が少なからずおります・・・

さて、表題の件について、以下2点お知らせがあります。

1. Campus Visitにつきまして


新1年生のスケジュールが一旦アップされました。
授業や学校の雰囲気を確認されたい場合に、
年内でVisitをお勧めしない日程を記述します。

(※もし変更がありましたら、改めてこのブログにてお知らせします。)

  1. 9月1日~26日
    • 1年生:授業がありません
    • 2年生:集中講義のみであるため、通常の授業形態ではありません。
  2. 12月15日~19日  
    期末試験のため授業がありません。
  3. 祝日、イベント開催日
    • 9月11日(La Diada - Public Holiday)
    • 9月24日(La Mercè - Public Holiday)
    • 10月27日~30日(ESADE Fall Career Forum)
    • 11月1日(All Saints Day - Public Holiday)
    • 12月8日(Immaculate Conception - Public Holiday)
    • 12月20日~2015年1月6日(Winter Break)

2. 日本国内でのイベント日程につきまして


以下、8月22日現在でESADE MBA Webサイトにて表記されているイベントを転載します。

  1. 9月3日(水):Information Session @AGOS JAPAN
    • Date
      Wednesday, 03rd September, 2014 19:00h
    • Venue
      AGOS JAPAN Inc, Ninomiya Bldg. 18-4 Sakuragaoka-cho, Shibuya-ku Tokyo 150-0031
    • Come to the AGOS MBA Fair and find out what makes The ESADE MBA different from other MBA programs you may be considering. Meet our alumni for a first-hand look at the ESADE experience and see if it's a good fit for you personally and professionally. Don't miss this opportunity to meet our Japanese Alumni and talk about the impact of The ESADE MBA on your career and the whole MBA experience at ESADE!
  2. 9月4日(木):QS World MBA Tour Premium
    • Date
      Thursday, 04th September, 2014 17:00h
    • Venue
      Sheraton Miyako Hotel Tokyo, 1-1-50 Shirokanedai Minato-ku
    • Come to the QS World MBA Tour Premium and find out how The ESADE MBA will take your career to the next level. You will have the opportunity to learn more about what makes the ESADE MBA one of the most leading and recognized programs that attracts employers and students from across the globe. Do not miss this opportunity to meet one of our Admissions Specialists and talk about the impact of The ESADE MBA on your career, the Admissions process and the whole MBA experience at ESADE. Those who have already completed the on-line Admissions Application will have the chance to schedule your Official Admissions Interview during our visit to your city!
  3. 10月28日(火):QS World MBA Tour
    • Date
      Tuesday, 28th October, 2014 17:00h
    • Venue
      Sheraton Miyako Hotel Tokyo, 1-1-50, Shirokanedai Minato-ku
    • Please join ESADE for the panel: Special Panel "Study in Europe", as part of QS World MBA Tour

申込みにつきましては、


からお申し込みをお願いいたします。
(※非公式ページからは受付しておりませんのでご了承ください。)

以上、よろしくお願いいたします。

2014年7月4日金曜日

アゴス・ジャパン主催イベント「MBA夏祭り」/2014年7月21日開催@東京



アゴス・ジャパン主催イベント「MBA夏祭り」に、ESADE Business Schoolが
今年初めて参加致します!
当日は当校在校生および卒業生が参加し、ESADE MBAカリキュラムの体験談や、
クラスの雰囲気、バルセロナでの生活、卒業後のキャリアなどについて、直接お話致します。

是非お気軽にブースにお立ち寄り下さい。

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日時: 2014年7月21日 (月・祝) 12:00~15:00
会場: 大手町サンケイプラザ(千代田区大手町1-7-2) 4階ホール(地図

アゴス・ジャパン「MBA夏祭り」の申込みページはこちら

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皆さまのご参加をお待ちしております!


2014年5月24日土曜日

Summer Term開始/ビジットの際のご注意


6月よりESADE Business School(Fulltime MBA program)Summer Termとなります。
午前、午後5日間で受講する変則スケジュールとなり、
選択科目のため、学生数も少なくなります。
ビジットをご検討中の方はご注意ください。

6月:Summer Term-選択集中科目の履修期間
7月:授業なし
8月:授業なし
9月:1年生-2週目よりPre-Term-導入科目の通常履修期間
   2年生-Summer Term-選択集中科目履修期間

1年生、2年生とも通常履修期間になる10月以降の方が
授業の様子をより把握しやすいと思います。


また、ビジットをご検討されている方は、以下ご確認頂けると幸いです。


1. ビジットのお問い合わせについて

Admission Office(※公式サイトからご連絡いただけます)
ESADE Business School 非公式日本語ウェブサイト
の双方にご連絡下さい。


2. ビジット時のスケジュールについて

通常履修期間にビジット頂いた場合のスケジュール例は
以下の通りです。

9:30       学校最寄駅での待ち合わせ
10:00     授業
13:30     在校生とのランチ
14:30     アドミッションオフィスとのキャンパスツアー

※参加できる授業に関してはタームごと・曜日によって変わります。
 各ビジットされる方の予定に併せてスケジュール調整致します。

皆様のビジットをお待ちしております。

在校生一同



2014年5月8日木曜日

明日からMBAT!

明日からMBAT(*)です。

ESADE MBA class of 2015のうち3分の2はParisに行きます。
実は授業が普通にあるのですが、みんなMBATのために週の前半に振り替えてました。

毎年MBAT用にユニフォームが支給されるとのことですが、
今年のESADEユニフォームはこんな感じです。

・前から。ESADE MBA!


・後ろから。背番号がついてます。
私の背番号は20です。中日ドラゴンズのファンにはたまらない(?)番号です。


私は卓球とフリスビーに出場する予定です。
サッカーやりたかったけど代表から漏れてしまって残念。。


(shamrock)
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*MBATとは?
主に欧州MBAのためのスポーツ大会です。毎年5月に3日間に渡ってHEC MBAの主催で開催され、欧州MBA各校からMBA生がParisのHECに集まります。昼は各種スポーツの競技が行われ、夜は毎晩テーマが異なるパーティが開催されます。
http://www.mbat.org
(HECの日本人在校生ホームページ)
http://hec-paris-japanese-community.jimdo.com/featured-programs/
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2014年5月4日日曜日

Japanese restaurant for Spanish

先日、バルセロナ市内の日本料理のレストランに行く機会がありました。

いままで日本料理のレストランに行く機会は何回かありましたが、どれも「日本人に評価が高い店」に行ってました。
一方で私が行ったこのレストランは、バルセロナ市内に3店舗系列店があるのですが、どこもTripAdviserで評価が高かったのでここにしてみました。

さて、実際に出て来たメニューでびっくりしたことが2つ。

・焼きそばの味が濃過ぎる(正確には甘辛い)
・鮨に使う醤油が薄い

天ぷらは美味しかったけど、この2つに関しては正直がっかりでした。

しかしその後に、美容師さんに意外な話をききました。

・焼きそばの味が濃いのはスペイン人の好みに合わせている。日本人の好む焼きそばの味だと薄くて物足りないらしい。正直、同じ調味料の量で2倍の面を料理するか、半分の調味料で料理して欲しいくらいの濃さだったけど、それがスペイン人の好みらしい。

・鮨に使う醤油が薄いのは、スペイン人が鮨に醤油を大量につけてしまうから。日本の醤油を鮨に大量につけると辛くて仕方ないので、薄めてあることが多いとか。

味の濃さに関して若干矛盾しているような気もするけど、本当なら所変われば和食も変わりますね。驚きの経験でした。
これが"Japanese restaurant for Spanish"かと実感しました。

オペレーションの初めの授業で"BENIHANA"というアメリカでの鉄板焼きの店を扱ったのですが、あれもJapanese restaurant for Japanese"かと言われるとまあ違うでしょう。でも、"Japanese restaurant for American"だからこそアメリカで成功したのでしょう。
この店も"Japanese restaurant for Spanish"だからこそ3店舗も持っているのかな。
日本人としてはちょっと複雑だけど、日本食が海外に普及してくれるのならそれもアリかなと思います。

以下、食べ物の写真:
・天ぷら。パプリカ等日本じゃ使わない野菜の天ぷらとかもあるけど、とても美味しかった!



鮨。美味しい。でも醤油が薄い。


うなぎとフォアグラの太巻き。スペインでうなぎを食べたこと無かった。




レストラン1つ取っても色々な発見があって面白いです。

(Shamrock)

2014年4月15日火曜日

Easter break & Sant Cugatの街並み

皆さんこんにちは。

現在、Easter break中で10連休(4/12~4/21)です!!

ESADEは2nd termから休みなく3rd termに突入するため、最近は同級生の顔にも疲れが見えていました。そう、今回の連休は待ちに待った連休なのです。皆、祖国に帰郷したり、旅行に出かけたり、バルセロナを満喫したりと、それぞれ休暇を楽しんでいるところです。

宿題に追われ大して予定を立てていなかった私は、前半はバルセロナでのんびりして、後半は近隣の国へショートトリップをすることにしました。
(4/11の夜にフライトとホテルを押さえるという有様(-_-))

そんな中、今日学校に行ってきました。
なぜかって??
読み取らなければいけない書類があったのですが、家のプリンターの調子が悪く仕方なく学校まで行ったのです。いつも勉強に追われ、学校のあるSant Cugatの街並みを楽しむ余裕がなかったのですが、今日はいつになく軽い足取りで学校に向かいました。Sant Cugatは閑静な(高級?)住宅街で、街並みがとっても素敵です。

いくつか写真で紹介します。

道端にはこんなきれいな花が咲いています↓
 
 
この木何の木、気になる木~↓
 



学校の隣にある公園の入り口↓
 
 
 

私の好きな公園内の道↓
 
 
いよいよキャンパスが見えてきます(中央奥の建物)↓
 
 
 
キャンパス到着!!↓

 
 
 
緑に囲まれた非常に綺麗なキャンパスです!
 
学校で無事書類のスキャンとケースの印刷を済ませました。
休暇中は1日1ケースに取り組んで、休暇後の生活に余裕を持たせようと計画中です。
(今のところ計画通り進行中ですが、今後計画倒れに終わる恐れあり。。)
 
それではまた~。
 
*オマケ(とあるディナーの料理↓ おいしかったです~(^O^))
 
 






(Y.Y)

2014年4月12日土曜日

通信会社のInnovation Centreビジット




久しぶりのカンパニービジット。
表題の通り、Design and Innovation Clubのイベントで、バルセロナ市内にある通信会社のInnovation Centreに行って来ました。


まず、外見から右の写真のような感じで。
三角形のビルで見るからにInnovationに力入れてます!って主張しています。
中に入るとドアから面白い。
外側は"OPEN INNOVATION"って買いてあって、内側は"INSIDE INNOVATION"とあります。




でも、人が入れたり写真撮れる時点で特許取れるような研究はしていないのではないか?と少し思ってしまいます。少なくとも私が働いていた部署は外部の人は入れなかったし、写真なんてもってのほかだったので。



ここからは本音。
先ず、INNOVATIONって何なんだろう。

スペインに来てからINNOVATIONという言葉を聞くことが多いけど、それ自体(使う人にとって)どう定義されているのだろう??とかなり疑問に思います。
日本に比べて「INNOVATIVEである」という閾値がかなり低い気がする。
  ちょっとデザインが優れていればINNOVATION。
  ちょっと見た目的に整理されて綺麗であればINNOVATION。
小さい所から褒めて伸ばす戦略(?)なのだろうか…とも思ったりするけど、それも少し違和感を覚えることがあります。安売りセールみたいになってる、と思うときがあります。


次にやっぱり技術をビジネスにするのは難しいよねという点。
個人的にこの点に凄く興味があります。

この会社のInnovation Centreも、データの可視化とかやってるけど、じゃあそれがどういったビジネスになるのか??という所までは(少なくとも本センターでは)深く考えていないみたい。
聞いた限りでは本社全体でもあるかどうかは微妙なところに感じました。

私は、研究(R&DのR)からの一連のビジネスモデルについて興味があって、今回のカンパニービジットでもそのヒントを見つけることが目的だったので,手がかりが見つられなくて残念。
それと同時にこの通信会社のような会社でも悩みは同じなのかと思うと、やはり技術から市場へのモデルというのは難しいし、これといって正解が無い問題なので、どう課題を整理して挑むかが重要なのかなとも思ったり。
まあ日々勉強ですね。

いい刺激になったけど、挑みたい壁は高くて大きいなと痛感したビジットとなりました。

Written by Shamrock
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2014年3月31日月曜日

Holi Festival

おはようございます。バルセロナはサマータイムに入りました。
今現在は20時くらいまで明るくてなんだか不思議な感覚です。

さてさて、
29日にHoli Festivalというインドの春祭りに参加してきました。

Holi Festivalの説明はこちら(英語版のほうが説明内容が詳しいです。)

(英語版)  http://en.wikipedia.org/wiki/Holi

(日本語版)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E7%A5%AD

(本場インドのページ)http://www.holifestival.org/

12時頃にバルセロナ市内の公園に集合し、イベント開始。
最初はインド舞踊を公園内にあるステージで観覧(もしくは音楽に合わせて踊る)。
しばししたのち、色素の付いた粉を購入し、
購入後は誰彼構わず投げつける、もしくは、塗りたくります。

ターゲットを探す感覚は鬼ごっこっぽい感じです。
背後から塗りたくられる、不意に正面から、頭の上から粉をかけられる、
そんな中でみんなと音楽に合わせて踊り続ける。そんなこんなが4時間くらい続きます。

(↓Festival中のひとこま)


粉をかけあう人々
Term3に入って再びグループワークが増え、かつ個人ワークも分量多くて
なかなかタフな毎日ですがいい息抜きになりました。
その後はおとなしく家で勉強したのはいうまでもありません・・・

2014年3月19日水曜日

バルセロナといえば

今週からTerm3が始まりました。

ESADEではPre-Term、Term1、Term2、Term3、夏季集中elective(12ケ月コースはここで終了)、秋elective(15ヶ月コースはここで終了)、冬elective(18ヶ月コースはここで終了)と続いていきます。なお、交換留学をする生徒は2年次の秋 or 冬に行うことになります。

Pre-TermからTerm3までは50~60名ごとのセクションに分かれて必修授業を受けます。そう、今週から始まったTerm3はセクションの仲間と勉強する最後のTermなのです。昨年の9月から約半年間一緒にいたのでお互いかなり気心の知れた仲です。そんなセクションもあと3か月で終わりかと思うと、ちょっぴり寂しい気もします。


さて、最近ついていない出来事が続いたので気分転換にサクラダ・ファミリアまで夜の散歩をしてみました。(バルセロナはスリや置き引きは多いですが、治安は全般的にいいです。)そう、バルセロナのアイコンといえば、バルセロナが生んだ天才建築家アントニ・ガウディによるサクラダ・ファミリアです↓



夜はライトアップされて綺麗です。

向かいの公園の池に映りこむサクラダ・ファミリアです。
(その昔テレビで、スペイン親善大使を務めているジャニーズの今井翼さんが、
「この池に映りこむサクラダ・ファミリアがいいんです。」と通っぽいこと言っていました。。)
 
 
いや~いつ見てもいいもんです。心が洗われます。
皆さんご存じかもしれませんが、サクラダ・ファミリアは未完成品で今のところ完成予定は2024年です。でも、これはあくまでスペイン時間なのでもっと遅れるかな、と個人的には予想しています(笑)
いずれにせよ、完成したらまたバルセロナに来たいと思っています。

ちなみに完成までを描いた3DのCGがYouTubeで見れます。
良かったら確認してみてください↓
http://www.youtube.com/watch?v=Q-MfO7sC_7U

それではまた!!

(YY)

2014年3月10日月曜日

明日から

Term2の試験です。

今日はPedralbesキャンパスの図書館で勉強していました。
昔はこちらのキャンパスにMBAの校舎があったそうです。

MBAクラスメイトも何人か来ていて、
頑張ろうと声をかけ合いました。


がんばるぞー。

図書館の写真とり忘れました、、

2014年3月1日土曜日

Mobile World Congress 2014 を見学しました

バルセロナで行われる国際的なイベントのうち、重要な位置を占めるのがMWCことMobile World Congress。
携帯電話およびその関連製品の展示会というイメージですが、携帯電話メーカーだけでなく、プロバイダや販売会社、コンテンツ会社なども出展しています。




携帯電話関連では世界最大級のイベントとのことですし、(観光客の減る)冬季の重要な観光収入源とのことで、街をあげてのイベントとなります。
(この時期のホテルは通常の5倍とか聞きますし、タクシーも会場から乗ると割り増しだったりします。。)

さて、ESADEのMBA生徒も2通りの方法でこのMWCを見学することができます。
なお、どちらもクラブ活動になります。

1つめはTech & Media Clubの活動としてを参加できます。私もこのクラブの一員としてパスをもらいました。
Tech & Mediaの活動なのでてっきり出展会社から技術的なアンケートを取ってくるのかとおもいきや、GSMAというMWCの主催社からマーケットリサーチをするというお手伝いを頼まれました。
来場者に対してマーケットリサーチをするという条件付きですが、ノルマのアンケート取り終えたら自由に中を回れます。
(4日分の入場券はくれますし、交通費として4day passももらえました。)

もう一つはOperations Clubの活動として。
今年のOperations 1の教授はMWCの会場を運営しているFira Barcelonaの方で、そのお手伝いをするという名目です。
具体的にはMWCの公式アプリがあるのですが、この公式アプリをダウンロードしている人を探して感想を聞くというものです。


アンケート自体は結構しんどかったです。
MWCに来ている人は基本的に売り手か買い手、つまりビジネスで来ています。
みんな時間が無い中で数分かかるアンケートを頼むのは難しいかったです。断られること数知れず。。。結構心が折れました。笑
でも市場の声を聞く大変さを知るいい機会だったと思います。

また、私は携帯関連の技術にはそこまで詳しく無いのですが、現在の製品(主にコンシューマ向けですが)や技術のトレンドについて簡単に知ることができました。
こちらも大変いい経験でした。

・休憩ドーム


・日本のブースもありました


written by shamrock

2014年2月28日金曜日

Financial Times

こんにちは。

日本のビジネスマンの必読と言えば、日経新聞ですが、
ESADE Business Schoolでは、Financial Timesです。

校舎の入り口、図書館、MBA officeなどの数か所に
毎日新刊が置かれていて、持ち帰ることができます。
学校についたら、新聞の置いてあるところに立ち寄って、
1刊持ち帰るのが朝の日課。

私は授業のケースや宿題で時間を消費してしまい、
読めないことも少なくないのですが
投資銀行出身のウクライナ人クラスメートは、
毎日、授業の前、休み時間等に静かに記事をくまなく読んでいます。

また、printed editionだけではなく、オンライン版 http://www.ft.com/ も
学校の提携プログラムで、通常は有料のmembershipに、
無料で登録することができ、記事やブログを自由に読むことができます。
宿題に必要な情報リサーチにも利用できて便利です。

2014年2月25日火曜日

授業前のお約束

月曜日です。
今週もまたタフな一週間の始まりです。
(週末もミーティングやらプレゼン準備やらで
あまりのんびりしてはいませんが、、)

MBAの校舎にある教室には
入口の横にこのような機械があり、
授業の前には必ずこちらに親指を入れて、ピッ と音がなるまで待ちます。
指紋認証による出席登録です。

授業にきてもこの登録を忘れると
欠席扱いになるので、注意です。

2014年2月23日日曜日

キャンパスビジットについて

年明けからビジットされるアプリカントの方が増えており、
おかげさまで現時点で昨年の訪問数を超えております。

受験を検討されている方からは、ビジットを通じて、

・授業にAttendすることでInformation Sessionで話されていた内容をよく理解できた
・現在通っている方の生の声が聴けて、大変参考になった

というご意見を多くいただいております。

以下、ビジットに関するインフォメーションを掲載しておりますので
ご参考にしていただければと思います。

1. ビジットのお問い合わせについて

・Admission Office(※公式サイトからご連絡いただけます)
・ESADE Business School 非公式日本語ウェブサイト
のいずれかを通じてご連絡ください。
今年アプライを検討されている方はAdmission Officeにご連絡されることをお勧めいたします。

2. ビジット時のスケジュールについて

午前中にビジットされる方のスケジュール(午前中の授業に参加される方)は
以下の通りです。

9:30       学校最寄駅での待ち合わせ
10:00     授業
13:30     在校生とのランチ
14:30     アドミッションオフィスとのキャンパスツアー

※参加できる授業に関してはタームごと・曜日によって変わります。

3. キャンパスビジットをお勧めしない日程

今年の夏休みまでのスケジュールの中で、ビジットをお勧めしない日程をご連絡いたします。
以下、参考にしていただければと思います。

3月10日(月)~14日(金):Term-2 期末試験のため授業なし
4月4日(金):校内イベントのため授業なし
​​4月14日(月)~21日(月)イースター休暇のため授業なし
5月1日(木):スペインの祝日のため授業なし
5月8日(木)、9日(金):授業はありますが、外部での大きなイベントのため、生徒が少ない可能性があります。(ビジットはできます)
5月12日(月)~23日(金):休日や試験期間ではないですが、かなり変則的なスケジュールが組まれております。
5月26日(月)~30日(金):Term-3 期末試験のため授業なし
6月2日(月)以降:Term-3が終了し、夏休みに入るため(※6月中は集中講義期間として選択科目が開講される予定です。)

皆様のビジットを心よりお待ち申し上げます。

在校生一同

2014年2月22日土曜日

TGIF


お疲れ様です、今日は金曜日です。

多くのESADE-MBA生たちは、毎週金曜日になると、
TGIF : Thank God, It's FRIDAY!!!
ということで、深夜、提携したクラブ(Discoteka)に繰り出していきます。

飲んで、踊って、わいわい話して、
そんな時間を夜中の1時すぎから朝の5時くらいまで過ごします。

留学して間もなく、初めて参加した時は、
開場時間の23:30に到着すると、誰も来ておらず、とても驚きました。
同じく真面目に開場時間に到着したのは、隣のクラスの生真面目なアメリカ人S君で、
そんなきっかけで知り合いになったのが思い出深い。
1時半すぎてから人が増えてきて、その頃には疲れてしまっていました。。

私自身は、宿題等こなしきれず、(体力もたず)参加できないことの方が多いですが、
デキる人ほど、要領よく片付け、こういうイベントを楽しんでいる気がします。
息抜上手、気分転換上手、というのも大事なスキルだなぁと思います。

ちなみに、実際に行った際のものではないですが、
よく利用されているクラブの動画がyoutubeにあったので、引用、↓こんな感じです。


日本では、クラブで踊ると違法だとかそうでないとか??
日本にいた際はクラブに縁のない生活をしていたので、
バルセロナでクラブいくことなんて、想像すらしていませんでした。

現地の人たちは、サルサが踊れる人が多く、見とれてしまうほどです。
中高年の方たちもこういう場所で楽しんでいるのも、良い雰囲気です。

クラスメートたちを見てみると、
ラテンアメリカのクラスメートたちは、サンバのようにノリノリ、
インドのクラスメートたちは、まるでリアルボリウッド、
アメリカのクラスメートが、感動もののヒップホップを披露していたり、
見ているだけでも楽しいです。
ちなみにそのヒップホップが上手なクラスメートに
「うまいね!」と話しかけると、前職プロダンサーだったことが判明。
うまいどころの話ではありませんでした。。。有料レベルでした。
ESADEのDiversityを感じました。
普段ラフな格好のMBA女子たちも
こういうイベントでは、ばっちり着飾ってきていて、それも素敵です。

では、Buen fin de semana! 良い週末を!



2014年2月19日水曜日

病院にいってきました。

風邪を引いたので、
土曜日に近所の総合病院にいってきました。

あまりにも美しくて立派な外観に驚きました。

帰りのタクシーで、咳こんでたら
タクシーの運転手さんが飴ちゃんをくれました。
バルセロナは温かい人が多いなぁと思います。


2014年2月18日火曜日

同級生とのディナー

こんにちは!
このブログは現ESADE1年生メンバーでお届けしています。

先週の金曜日、同級生が主催したディナーに参加してきました。
ESADEの男女比率はざっくり言って7:3くらいなんですが、この日のディナーの参加者は1:4と女子だらけでした。うーん、いいですね(笑)

メニューはカタラン料理。
カタラン?そう、ここバルセロナはカタルーニャ地方に位置しています。
カタルーニャ地方の人々はスペインからの独立を望んでいるよーです。

話がそれましたが、カルソッツというカタラン料理を食しました。
日本でいうと、ネギの丸焼きといったところでしょうか。

↓な感じで出てきます。


これを剥いていきます↓
すると、中身の白いネギが出てきます↓

これに特製タレをつけて食べます。
食べていると手が真っ黒に汚れ、テーブルも汚れます。
これをみんなでキャッキャッ騒ぎながら食べました。食文化の勉強ですね。


さて、この日の私の両隣りの席には左にドイツ人女子、右にロシア人女子。(と両手に花でした!!)いろいろ世間話をしたのですが、ロシア人から聞いた旧ソ連崩壊からの変遷の話は興味深かったです。

12歳の時、旧ソ連崩壊。
それまでは、成績優秀者としてレーニン像の前で敬礼することが誇らしかったのに、急に世の中が変わりだしたとのこと。民主化に賛成の両親と民主化に馴染めない祖父母。大学1年生の時に経験したロシア破綻による経済の混乱。20歳で初めてアメリカへ行った時に感じた、小学校の時習っていたアメリカと現実のアメリカのギャップ。そして、プーチンを支持する両親と反対する子供達の家庭模様などなどです。

ニュースでしか知らない事柄を実際経験している同級生がすぐそこにいる環境。何気ない会話ですが、私がDiversityを感じるのはこんな時です。

ドイツ人から聞いた、ベルリンの壁崩壊後の東西ドイツの統合の難しさなんかも面白かったですが、それはまた別の機会に。

Hasta luego!! (それではまた!)





2014年2月17日月曜日

良い天気


今日バルセロナは晴天です。
私の住む学生寮はこんな感じです。

本日、学校は欧州地域での就活イベントのため、授業がなく、
欧州就職予定のない学生にとっては、ほっと一息できる一日です。
宿題をしゅくしゅくとこなそうと思います。
でも気持ちがよくて昼寝してしまいそうです。



2014年2月16日日曜日

はじめまして!

こんばんは(バルセロナ時間)!

このブログはESADE Business School Class of 2015 の
日本人在校生が学校生活等の情報を発信するブログです。

どうぞよろしくお願いいたします。

在校生一同